Kindle買った


かねてより欲しい欲しいと言っていたKindle3をほぼ衝動買いに近い形で手に入れた.
買ったのはKindle3 3G+Wi-Fi版 189USDなり.
円高の恩恵を授かることができました.

Kindleきたー!しかし・・・

洋書が読める方はKindle storeにウン十万と蔵書されている本からお買い物ができるらしいのだが,
残念ながら自分はその条件には当てはまらないので,自分で自炊をすることになる.

自炊とはすなわち自分で書籍をスキャンして電子化する作業のことを指すんだが,これがなかなか面倒.
ひとまずどんなものか試したくてウズウズしていたのでiPad用に自炊してたものをKindleで読んでみた.


・・・文字が潰れて読みづらい.


Kindleには自動で余白を検知して拡大縮小してくれる仕組みがあるのだが,
これがかなり余計なことをしてくれてるみたいだ.
もともと大きめのサイズにスキャンしているので当然自炊したデータは縮小表示されるわけだが,
スムージングがうまくいってないせいかこんな風↓に文字が潰れてしまう.

これでは快適に読むなんて到底無理.せっかくの電子ペーパーなのに!
というわけで先人たちの知恵を借りつついろいろ試してみた.

PDF→MOBIに変換する

Kindle用のフォーマットであるMobi形式に変換するとうまいこと表示されるようだ.
Mobi形式に変換するにはいくつか方法があるみたいだが,今回はcalibreという電子書籍管理ソフトを利用した.
さっそく変換してみた結果がこれ↓

これはいいんじゃないか,と思ったけど,PDFに比べてページ送りなどのレスポンスが2〜3倍遅くなった.
見た目は理想的だが,反応速度の点でイライラするのでこの方法は却下.

Dot-by-dotのサイズにする

Kindleによる余計な縮小機能を防ぐために,縮小も拡大もされないDot-by-dotなサイズに画像を加工する.
どうやらKindle3のDot-by-dotのサイズは460x742らしい.
このサイズに自炊データをリサイズしてあげれば,Kindleによる余計な縮小機能を回避することができる.

しかしPDFのまま画像をリサイズするのは骨が折れる作業なので
PDF→Jpeg→リサイズ→PDFという手順を踏む必要がある.なんて面倒なの!


と文句を言いながらも一応やってみることに.
手順は


1. Adobe AcrobatでPDFをJpegに分解
2. JpegをChainLPで460x742にリサイズし,PDFに戻す


で,その結果がこれ

及第点と言ったところか,若干ノイズが入ってるのはAcrobatでPDFの最適化をしてサイズを減らしてしまったのが原因.
最適化をしなければもうすこしマシになるはず.
レスポンスもMobi形式の時と比べると速いので満足.

ネックなのは手順が面倒なことかなぁ.
もうすこし追求してみる必要がありそう.


<追記予定>